在来工法とツーバイ工法の違いについて

在来工法とツーバイ工法の違いについて簡単に説明します。

 

まず、

4本足の椅子を想像してみてください。

脚の太さは、

在来工法が105㎜×105㎜(又は120㎜)とします。

ツーバイ工法は38㎜×89㎜の木材2枚で12㎜の合板をサンドイッチし

釘で固定し89㎜×88㎜の柱とします。

 

次に椅子がぐらつかないようにするために

4本の脚に横木を通したり、✖印の筋交いを入れたりして補強するのが

在来工法です。

一方ツーバイ工法は、4方の脚を合板で囲い、釘で固定してしまう工法です。

 

当然椅子の強度は合板で囲ったツーバイのほうが上ですね。

 

しかし、

例えば在来工法の柱の外側にツーバイ工法のように構造用合板で補強すれば

強度は同等以上になります。

この場合、耐震性能は筋交いを1とした場合に(筋交い併用であれば)

強度は4倍にります。

(ちなみに我社は在来工法に準不燃の耐力面材を標準仕様としております。)

 

もう一点、断熱材を壁の中に充填した場合

在来は105~120mmの厚みがあり

ツーバイは89mmとなります。

同等の断熱材を充填した場合は厚いほど断熱の数値が良くなりますので

断熱に関しては在来工法に軍配が上がります。

 

しかし、最近では2×4(ツーバイフォー)から壁厚が140㎜となる

2×6(ツーバイシックス)の高断熱住宅が徐々に増えてまいりました。

そうなれば壁体内における断熱性能においては壁厚が120㎜までの在来と140㎜の2×6(ツーバイシックス)を比べれば、

2×6のほうが20㎜厚い分有利であることになります。

 

今度はそれに対抗して在来工法は20㎜薄い断熱の分を

充填断熱+外断熱のW断熱工法として更に進化しているのです。

 

その他、水平剛性、建て方、材質というような様々な違いはございますが

大きな違いは上記の2点だと私は思っております。

 

いずれ、前回の私のブログで述べましたように

進化した在来工法の家または、進化した2×6(ツーバイシックス)の家が

間違いなく時代のニーズであることは間違いありません。

どちらが良いかはそれぞれの建築会社様の工法をしっかりと確認されて

ご納得されてからお決めになったほうが良いと思います。

 

それから、

家は手入れをしながら何代かにわたって住み継ぐものだと考えるならば

将来家族構成の変化等により増改築の必要性が発生した場合に

やはり在来工法のほうが断然容易であることも、

頭の片隅に置いておかなければならないことの一つかもしれませんね。

 

余談ですが、

鉄骨系の家を建てられたお客様が、同じメーカー様に増築をご相談された時に「増築部分は(同じ鉄骨系ではなく)在来木造工法になります。」と言われたという話を何度か聞いたことがあります。

それは何故なのでしょうか?

素朴な疑問がわいてきます。

 

 

 

次回は住宅の断熱性能とZEHについてコメントしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

断熱性能について比べてみます。

在来工法は土台に柱105㎜角(又は120㎜角)をたて、その上に梁や桁を組み上げる構造の工法です。

(昔は釘や金物を一切使わずに組みあげた建物がたくさんありましたが、

現在は法律で指定された金物を使わなければなりません。)

対してツーバイ工法は38㎜×89㎜の規格寸法の木材を

釘や金物で2枚接合すると76㎜×89㎜の柱や桁となる材を作り外周を構造用合板等で覆います。

 

要するに、在来105㎜(又は120㎜)と、ツーバイの89㎜の壁の中に入れる断熱材の効果は当然壁が厚い分、在来が有利です。

しかし、最近2×6(ツーバイシックス)

 

 

 

 

 

家を建てるということは多くの人にとって、人生最大の買い物です。

 

ですからどんな人でも、

まずは建築会社をリサーチし、比較検討されて、

土地や間取り、資金計画などの問題をクリアし、

一大決心をして第1歩を踏み出すわけです。